10月1日(土)九段小学校「避難所開設訓練」が九段中等教育学校富士見校舎で行われました。
参加されたみなさまは総務部、情報部、衛生・救護部、給食・物資部に分かれて、それぞれの役割業務を、区役所の職員や麹町消防署・消防団の方々から教えていただきながら実践しました。その後、富士見あんず館の備蓄倉庫見学と麹町消防署・消防団の指導により救急対応とAEDの使い方を学びました。
千代田区社会福祉協議会からも大学生のボランティアが参加しました。
「災害対策用トイレ」の説明です。
断水や排水不可になった洋式便器に設置できますが、使用すればするほどゴミの量が増えてしまうので、家族なら数人で使えそうと参加者から意見がありました。
消防隊の職員による担架の運び方と担架がない場合に毛布や竹竿で作ることを学びました。
参加されたみなさまは、「こういう事がないといいな」という声が聞かれました。
担架がない場合は、毛布でも代用できるとのことで見本を見せていただきました。
竹竿を担架に見立てて実践しました。
実際に作るとなかなか難しく、定期的な練習をしないと、いざという時に使えないという印象を受けました。
布の担架で実際に持ち上げてみましたが、3~5名は必要だと思いました。
上半身の支えが重要とのことです。
こちらは組み立て式の照明です。しかし、こちらも「普段からやり方を覚えていないと難しい」
と参加者から意見が出ていました。
富士見あんず館の備蓄倉庫の見学です。
階段を下り、地下の扉を開けると倉庫一面たくさんの備蓄品でした。
小学校にも置いてあり、それでも収納できないものが置いてあるとのこと。
使い捨ての哺乳瓶や紙おむつ等もありました。
後半は、消防署・消防団の方による救急対応とAEDの使い方について講習がありました。
参加者のほとんどが一度は講習を受けたことがあるとのことでした。
心肺蘇生やAEDを実施するときに、「周囲の安全確認はなぜするのか?」など消防署の方が詳しく教えてくださいました。
実践のときに「あなたの大切な人が倒れていると思ってやってみてください」という声掛けが印象的でした。
子どもたちも興味津々で心肺蘇生やAEDの操作をしていました。
東日本大震災・熊本地震があり、今年は台風も多く岩手県では高齢者施設が土砂に流され大きなニュースになりました。
いつどこに何が起こるか分からない中、備えをしておくことが重要だと思います。
定期的な防災訓練が行われ、多くの方が参加して、いざというときにみなさまが協力できる体制ができていればいいなと感じました。
富士見担当(奥山)
0 件のコメント:
コメントを投稿