前日の肌寒さから一転し、晴れて暑い天候に相応しいテーマ「熱中症予防について」千代田保健所の保健師・三崎 真理さんからお話を伺いました。
まさに今、そしてこれから気にかけて欲しい時期です。
人の体温は37℃前後に保たれ、体表面の皮膚はだいたい34℃程度だそうです。恥ずかしながら、体内温度と皮膚の温度がこんなにも差があることを初めて知りました。汗をかいたりして調整をしているとのことでした。
しかし最近は、昔より暑くなり気温が34℃以上という日もあり、汗をかいても気化熱とならずに熱がこもってしまうので熱中症になりやすい環境になってしまいます。
ビルからの反射もあるため、上から、下から、横から受ける影響は大きなものです。
これらは普段から注意することで軽減できます。
暑さを避けるよう、行動(水分を持ち歩く等)の工夫・住まい(冷房を使う等)の工夫・衣服(日傘や帽子を使う等)の工夫で防ぐことができます。
さらに汗をかける体づくりが重要で、「やや暑い環境」で少し汗をかくくらいの運動を1日30分実施することで暑熱順化(徐々に体を暑さに順応させること)が約2週間で完成できるとのことです。そして運動後30分以内にたんぱく質と炭水化物を多く含んだ食品(牛乳やチーズ、ヨーグルト)を摂取すると高い効果が得られるそうです。
特別な注意でなく、日常生活の些細なことが熱中症にならない環境や体づくりにつながると改めて感じた時間となりました。
今年の夏を元気に乗り切れますように……
(富士見地区担当:千葉)
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